■博多祇園山笠
日本3大祇園祭の一つ博多祇園山笠!
オイッサオイッサの掛け声と供に約1tもある山を担ぎ
約5kmの距離を抜ける。
町の人たちはこの祭りのために1年かけて準備をする。
7月1日〜15日の間、市内13ヶ所に飾り山が建てられ
博多の町を盛り上げる。また15日の追い山に向けて
1日からお清めや舁き山の練習が行われる。
■博多祇園山笠の起源
鎌倉時代の1241年に承天寺の開山、聖一国師が当時
流行していた疫病を退散させるため、施餓鬼棚(せがき
だな)に乗って祈祷水を撒き、博多の街を祈願した。
この施餓鬼棚が発展して山笠の形となったと云われている。
■櫛田神社縁起略記
中殿に大幡主命(おおはたぬしのみこと)、左殿に天照皇大神
(あまてらすおおみかみ)、右殿に素盞鳴命(すさのおのみこと)、
を祀る。大幡主大神は天平宝字元年(757)に鎮座し、素盞鳴は
天慶4年(941)藤原純友の反乱の鎮圧にあたった小野妹古が
神助を祈願し山城(京都)祗園社から勧請した。天照皇大神に
ついてはあまりに古くて記録にない。
中世、兵火に遭って度々荒廃したが、天正15年(1587)、秀吉公
が博多町割とともに現社殿を建立、寄進した。
古来、商売繁盛、不老長寿の守り神として信仰をあつめている。
博多の人々は、親しみを持って、”お櫛田さん”と呼ぶ。
山笠は、素盞鳴命(祗園宮)に対する奉納行事です。